オデッセイ(原題:The Martian)を観た。
ネタバレしないようにCM程度でいえば、「火星に一人取り残された主人公が、絶望的な環境の中で諦めず科学を武器に生き残る努力をする」話だ。
監督は私の大好きなリドリー・スコット、それだけで期待値はMAXである。
内容は想像しただけで恐ろしい状況だ。
もし自分がたった一人で物理的に救助が来ない状況に置かれたらと考えるだけで背筋が寒くなる。
オデッセイの主人公は科学者(植物学者)の知識を元に生き延びるすべを考える、さすがリドリー・スコット監督、展開も盛り上がりも素晴らしく、中年になって涙腺が弱くなったのか劇中何度か涙が出るシーンがあった。
この映画を観て心に残ったことがある。それは
「どんなに絶望的な状況でも諦めてはいけない。諦めなければ活路は見つかる」ということ。
映画では火星だが、この言葉自体は人生に置き換えることができる。
人は困難にぶつかった時、その困難が大きければ大きいほど、諦めという妥協を選択してしまう事が多いのではないだろうか。
それは、かのエジソンが言った言葉
「人生に失敗した人の多くは、
成功を諦めてしまったときに、
いかに自分が成功に近づいていたか
理解できなかった人たちだ。」トーマス・エジソン
に繋がるものがあると思う。
何事も諦めなければ失敗ではないのだ。失敗とは諦めるという妥協に逃げた弱い心が作り出すものなのだ。
48年生きてきて随分多くのことを諦めてきた。振り返れば「諦めずに続けていれば」と思う事が数多くある。
簡単ではないし妥協したほうが楽なことも多いだろう。でも一度きりの人生だ
「やーめた!」と自分が決めなければ継続していると考えれば前に進めるような気がする。
そんな気持ちにさせてくれる素晴らしい映画でした。
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