「レヴェナント 蘇えりし者」観てきました。
レオナルド・ディカプリオが初オスカーを獲った映画ということで注目されてます。
でも私の場合、中年ハンターとして今年デビューするということで絶対に観たかったのです。
エンドロールが終わり劇場内が明るくなってもしばらく放心状態でした。
なんていうか、すごくリアルです。生々しくて圧倒的な臨場感にやられました。ヽ(;´Д`)ノ
特に息子がいる人、観た方がいい。ほんとなんか心に響く。
この映画、1823年の開拓時代の話なのでカテゴリーとして西部劇になるんでしょうね。
序盤、ディカプリオ演じる主人公ヒュー・グラスが熊に襲われますが、まずこのシーンが怖い。
もしわたしがひとりで山に入っているとき熊に襲われたらと自分自身にオーバーラップしてしまいました。
ホント怖い。
そしてその傷口が痛い。痛いのよ。皮膚が裂け、その下の脂肪が割れ、その奥から血があふれ出す。
熊の牙と爪で裂かれたためボロボロになった身体中の皮膚。
開拓時代なので麻酔とかなくて治療はそのまま針で縫うだけ。痛い痛い。
もー痛い。
そして舞台は冬山。
観ているだけで寒い。観ているだけで手足の先が寒さで痛みを感じるぐらい。寒い寒い。
火のありがたみがよくわかります。
その後、瀕死のグラスを砦まで運ぶ過程で悲しい出来事が起きるわけですが、あの極限の状態ではある意味しかたがないのかもしれません。
ヒーローなんていません。善とか悪とかじゃなくて自分が生き残るための選択が他の人にとっては不利益になる場合があるというだけです。
その他、ネイティブアメリカ(インディアン)なども出てきますが昔の西部劇のように悪として描かれているわけではなく、それぞれの立場や目的を通しフラットな形で表現されています。
ストーリーもさることながら自然光だけで撮影されたという幻想的でありながら生臭ささえ感じるリアルな映像も観る価値があります。
惜しむらくは衝撃的な内容と映像に心奪われ坂本龍一の音楽がまったく記憶に残ってない事ヽ(;´Д`)ノ。
DVDが出たらちゃんと音楽も楽しもう。
スノーボードで新雪滑りたくて進入禁止の場所にいっちゃうような人も一度この映画を観て冬山の怖さを体感することをお勧めする。
あ、山行くときに携帯するように↓購入しました。(*^▽^*)
レヴェナント観ると絶対欲しくなるから!
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