またもやSMAP解散報道だ。
最初の解散報道から半年
前回は解散報道を撤回する「グループ継続報告+騒動の謝罪」をメンバー自身に行わせることで終息を図ったが、結局ジャニーズの思惑通りにはならなかったということだろう。
以前からあったであろうグループ内での対立関係は解消されるどころか増幅され半年の時間差で決壊したということだ。
目次
目次:
- 長い付き合いは埋められない溝を深くする。
- 組織内の溝を補修する方法「共有の敵を作る」
- 裏切り行為はより大きな形で自分に戻ってくる
- インターネットの情報拡散に負けたジャニーズ
- すべてにケチが付いたSMAP解散、今後の動向は
- 双方、痛み分けの落としどころ
- まとめ
1.長い付き合いは埋められない溝を深くする。
「覆水盆に返らず」付き合いが深ければ深いほど一度壊れた関係は修復が難しい。
グループ結成から28年、長すぎるグループ行動は埋まることのない軋轢(あつれき)を生みだしていた違いない。
今回、解散のきっかけとなったと言われる元マネージャー追放問題は発端とは言える。
しかし根幹にあるのは「キムタク」と「ジャニーズ事務所」に対する他のメンバーの蓄積されたうっ憤だろう。
どんな組織でも一度ほころびができるとそこからドンドンほつれて行く。
それでも順調なうちは我慢もできるが、意に反した方向に向かうと途端に鬱積が表面化する。
SMAPの場合は元マネージャーの追放劇がきっかけだったというだけで、原因ではないだろう。
2.組織内の溝を補修する方法「共有の敵を作る」
組織(グループ)内での”ほつれ”を補修する方法で効果的なのは「共有の敵を持つ」ことである。
ライバル会社でも良いしクレーマーの客でも良い、同じ敵に立ち向かう形ができればその組織(グループ)は結束し立ち向かう事ができる。
相手がデカければデカいほど結束力は高まる。
今回、最初の解散騒動の際、SMAPの共有の敵は「ジャニーズ事務所」になるはずだった。
恩義ある女マネージャーに対する仕打ちをきっかけに決起したはずのSMAPのジャニーズ離反。
でも恩義を感じていたのは「キムタク」以外のメンバーだけだったわけだ。
3.裏切り行為はより大きな形で自分に戻ってくる
ジャニーズという巨大な敵に回すことで結束力が高まるはずだったSMAP。
しかしキムタクがジャニーズ側に寝返ったことですべてが水泡に帰してしまった。
それもテレビで「ジャニーズに謝罪」という公開処刑までついているからたちが悪い。
後に残ったのはキムタク以外のグループメンバーの私怨のみ。
この半年、キムタク以外のメンバーが何を見て何を感じていたか。
最初は「キムタクが架け橋となって解散を免れた」という形で報道されていたのに、時間を追うにつれ「裏切り者」のレッテルに変わっていったのは皮肉なものだ。
冷静に考えるとキムタクの選択の方が大人の対応なんだけどね(^_^;)
4.インターネットの情報拡散に負けたジャニーズ
同時に今回の「SMAP騒動」に対してジャニーズ事務所も社長のジャニー喜多川まで持ち出し「火消し」を行ったが、インターネットという情報網には太刀打ちができなかった。
インターネットが無かった一昔前なら週刊誌とテレビさえ押さえてしまえばネガティブな情報を抑えることができた。
しかし、インターネットが情報源となった現在、真実、憶測関係なくというネガティブ情報は一人歩きし拡散されていく。
良くも悪くも(特に悪い事)一般人の拡散という行為で瞬く間に広がる情報は消すことはできなくなった。
5.すべてにケチが付いたSMAP解散、今後の動向は
今回、「SMAPは解散」でも「メンバーはジャニーズに残留」というなんとも中途半端な形のようだ。
契約なども絡むのだろうが、ジャニーズ側からすればこの状況で辞められたら「暴露本」など出されかねない。
逆にキムタク以外のメンバーは業界で干される可能性は大だろう。
TVやCMでも嵐や関ジャニ8など数多くのタレントを持つジャニーズとの関係を保つならばSMAPメンバーなど切り捨てるだろう。
腐ってもジャニーズ、その力いまだ衰えずといったところか。
6.双方、痛み分けの落としどころ
落としどころとして、SMAPメンバーは裏切ったキムタクに一矢を報いるための「SMAPは解散」を条件にジャニーズ残留で様子を見る。
ジャニーズ側は残留させ飼い殺し、賞味期限切れを狙っているのだろう。
中居は番組MCとして評価が高く、今回の解散についても否定的だったというし(これも情報操作感がしないでもないが)ジャニーズとしても稼ぐタレントだろう。こちらは中居がわがままを言わない限り現状維持かな。
今回、解散を強く望んだという香取、草なぎはドラマ主演などに起用されているが、これはジャニーズ事務所の力によるところが大きいだろう。次の改編タイミングでバラエティ番組などは終了、フワッと消される可能性大
稲垣についてはファン以外には、現時点でいるのかいないのかわからない存在なのであまり変わらないような気がする。
7.まとめ
どちらにせよ振り回されたのはファンだろう。
ファン以外からすれば今回の騒動は「他人の不幸は蜜の味」で話題としておいしいものだろう。
わたしだってこんな風にブログにするぐらい色々深読みできる話題だしね。
でも「オリンピック」と「お盆」が重なるこの時期に発表するというのはタイミングとしてはうまく狙った感じがしますね。
解散は今年の12月31日らしい。今度の動向も気になるところだ。
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