ポケモンGOが被災地への観光誘致を始めるらしい。
確かに被災地は被災後も風評被害などがあり他県からの来訪者が激減してしまうため、その後の復興にも影響がでるのは事実、特に観光地などは最悪の状況だろう。
旅行者からすれば「あえて危険(だった)ところに行く必要はない」という心理が働くのも当然。
特に今回の岩手県・宮城県・福島県・熊本県の被災4県(嫌な表現だなコレ)は原発事故や余震が続くなどの継続的な不安があるという事でかなり深刻だと思う。
目次
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今回発表された「被災地観光振興」案
今回、ポケモンGOの運営会社であるナイアンティックが被災4県の共同記者会見という形で自治体と協力するのは素晴らしい事例だとは思う。
発表された具体案は以下。
- ポケストップ、ポケモンジムを被災県に追加→被災県での観光地などを周遊してもらう目的
- 周遊ルートマップなどの作成→ポケストップ・ジムを生かして周遊ルートマップを自治体などで作成・配布
- 被災沿岸部を結ぶイベント開催→ポケモンGOと被災地域でのイベント開催
出典:Yahooニュース
ふむ。。。
ある意味妥当ではあるが観光客を誘致するほどのパワーを感じないのも事実。
特に都市部のポケストップやポケモンジムが十分にある地域の人間からすればそれほどの魅力はないだろう。
また、わたしの住む地域のようにポケストップやポケモンジムが無い地方から見ても、「どうせ遠出するならポケモンGO以外も楽しめる都市部に行ったほうがいいんじゃね?」と考えるように思う。
これは世代にもよるかもしれないが、先ほどの3案だけでの被災地への観光誘致は劇的なカンフル剤とはならないだろう。
レアポケモン出現は諸刃の剣
そこででてくるのが「レアポケモン」の出現させる案。
今回の被災地4県にしか出ないという「レアポケモン」がいるとしたらコアなユーザーはこぞって被災地へ向かうだろう。
先の記者会見でも
「レアなポケモンを出現させることも検討するか?」という質問に対し、ナイアンティック・村井説人社長は「それも1つのアイデア。ゲームのバランスもあるが検討したい」とレアなポケモンを出現させることを否定はしませんでした。
とあるように検討材料としてはあるようだ。
地域限定などの条件は興ざめする一端もある。
しかし、この「レアポケモン」の取り扱いはかなり慎重に行わないと「ポケモンGO離れ」を誘発しかねないと私は思っている。
「そこにしかいない」という地域限定は「そこに行けない人」を排除するという事に繋がる。
どれだけポケモンGOが好きでも物理的にその場所に行けない人は多いだろう。特に子供などは親の同意や同伴がなければ遠方に行くことができないだろうから確実に排除対象となってしまう。
「どんなにやっても手に入らないキャラがいる」というのはかなりやる気を削いでくれる。
ポケモンGOの新要素に期待
ただでさえ遊ぶのに条件が多い「ポケモンGO」
できない事が増えれば増えるだけやる気が失せるのは私だけではないだろう。
だがそれは現在の仕様の範囲での感想であり、今後バージョンアップでゲーム内容が充実していけばその懸念を払拭することもできると思う。
レアポケモン専用の地域間トレードとか
これは被災地復興という限定的な話ではなく、各都道府県にそれぞれ「レアポケモン」が配置されれば盛り上がるだろう。
自分の地域でしか出現しない「レアポケモン」を他地方の自分が行けないところの「レアポケモン」とトレードするというもの。
これならば自分の行ける範囲が限定されている人でも十分楽しめる。
レアポケモンはそこに行けば必ず手に入るという要素が必要
また遠方に足を運ぼうにも「行ってもレアポケモンがでない可能性あるしな」という不安があっては行きづらい。
その懸念を無くすためにもその地域の決まった場所に行けば「レアポケモン」が必ず1匹は手に入るという要素は必要だろう。
そうすれば、安心して遠方に足を運ぶことができる。

当然、新しいアカウントを作って「レアポケモン」をトレード用にゲットするという不正を考える輩もいるだろうから、トレーナーレベルが5以上なければいけないや、トレードできるのは2匹目以降という条件は作る必要があるだろう。
トレードしたいなら同種2匹以上レアポケモンが必要という要素
自分の住んでいる地域では1匹は手に入るが「トレード」したいなら街を歩いて探さねばならないなら継続する意味もでてくるだろう。
まだまだ盛り上がりそうなポケモンGO、うまく地域活性になるといいけどね。
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