前回、20秒ぐらいしか回らなくなった「ハンドスピナー」の修復を行い回転時間を4分以上まで復活させた記事を書きました。
しかし、実は後日談があります。
あれから何度か遊んでいるうちに、復活した回転時間は徐々に落ちていき、最近では1分半ぐらいまで落ちていました。
回転させてしばらくすると「カラカラカラ」と金属の接触音(?)らしきものが聞こえるのも気になります。
「まぁ、また1分切るようになったら分解洗浄するかな」ぐらいの気持ちでいました。
しかし、本日わたしのブログのコメント欄に有力情報を書きこんでくれた方がいました!
こうがくぶさん!ありがとう!
シリコンスプレーで金属表面に皮膜を形成するのですが、この皮膜が生じている際の動摩擦係数は、金属同士が触れあっているときの動摩擦係数よりも低いです。なので理論上回転時間は長くなります。
しかしシリコンスプレーの散布が均一でなかったり、量が多すぎるとかえって動摩擦係数は高まってしまいます。これは空気の粘性率よりもオイルの粘性率の方が高いという原理に則ったものです。
なので、再度脱脂を行い適量のシリコンスプレーを散布することをオススメします。
※【悲惨】回転UPのためハンドスピナーを分解してみた結果「コメント欄」
なるほど、わたしは「したたる」ほどシリコンスプレーをしていたのが問題だったのかもしれません。
過ぎたるは猶及ばざるが如しというやつですね。
シリコンスプレーの均一散布は難しそうですが、少量散布はできそうです。
ということで、早速試してみました。

まずは分解です。
カラカラと軽い接触音がしたことを考えると、金属粉なども出ている可能性がありますしね(^▽^)

というか、近所の100円ショップ数件回りましたが、現在オイルライターのオイルが見当たりません。
店員さんにも聞いてみましたが現在は取り扱ってないとの事。需要が無くなったという事でしょうか。時代ですねぇ(^_^;)
今持っているオイルが無くなったらネットで購入するのが良さそうです。
部品全部を丁寧にオイル洗浄したあとは「キムワイプ」で余分なオイルを吸い取ります。

乾燥するまでしばらく放置します。
乾燥できたらシリコンスプレーの出番です。

気を抜くとかけ過ぎてしまうので「シュッ シュッ」と細かく吹きましたが、逆に均一散布できてなさそうで不安です(^_^;)
さて、シリコンスプレーを完了し、組立を完了したハンドスピナー
回転時間を確認しましょう。
分解する前は「1分24秒」

さて、施策後の回転時間は!

おお!4分19秒まで回復しました。
シリコンスプレーが潤滑油として機能してくれているのか、「カラカラ」という音も小さくなったような気がします。※無くなったわけではない。
逆に躊躇しすぎてシリコンスプレーが少なすぎたという可能性もある。
しかし、皆さんの情報によって死にかけたハンドスピナーが復活したのは喜ばしい限りですね。
次回、回転時間が落ちた時の分解洗浄の際はシリコンスプレーの散布量をもう少し増やしてみよう。
いまだハンドスピナーは「心の癒し」にはなっていないのは気になるところだけどね。
ではまた(^▽^)/
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