スターシップトゥルーパーズとの出会いは、ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」という小説だった。
小学生の頃、文庫本の表紙に描かれたパワードスーツのかっこよさに惹かれ手に取った。
この物語は、異星人ヒューマノイド(痩せっぽち)と異星人アレクニド(クモ状生物)と地球人との宇宙戦争を描いている。
その中で、地球軍は強化装甲服(パワード・アーマー・スーツ)を着込み闘うのだ。そんなパワードスーツの活躍をワクワクしながら読んだのを覚えている。
その後、中学生になり手に入れたのがホビージャパンから発売されていたウォーゲーム(※)「宇宙の戦士」
パッケージに描かれたパワード・アーマーはショボいが、ゲーム内容は小説の世界観そのままで、ある時は地球軍として、ある時は異星人として楽しんだ。
※ウォーゲーム:今では「シミュレーションゲーム(戦略ゲーム)」と呼ばれるようになった奥が深いゲーム。
現在のようにパソコンやゲーム機で自動計算もしてくれなければ、装備品もすべてコマとして重ねて動かすというアナログなものだったが、夢中になって遊んだものだ。
これ、アレクニド(クモ状生物)側になると、地下トンネルで移動して突然地表に出現して攻撃したり、トンネルを掘り進めたり、修理したりなども出来た。
今のように自動計算してくれるパソコンでのシミュレーションはそれはそれで楽しいしラクなのだが、すべて自分で計算し管理するという昔のシミュレーションゲームは面倒だった分、思い出も多い。
それから数十年後、映画化された「スターシップトゥルーパーズ」
1作目はポール・バーホーベン監督作品、私はこの監督が好きで、「ロボコップ(1作目)」などもファンである。
本作には予算の関係でパワードスーツは出てこないが、スターシップのロジャー・ヤングがカッコよい
ロジャー・ヤングは結構簡単に撃沈されてしまうので残念だが、そのデザインは素晴らしく1,000個限定で生産されたモデルも忠実に再現されており、素晴らしい出来だ。
次いで、予算の関係からなのか、CGアニメで「スターシップ・トゥルーパーズ・クロニクル」がテレビシリーズが放送された。私はスカパーで全話観た後、DVDボックスも購入した。
内容は原作にはないもので、CGも今観るとしょぼいが、そこそこ楽しめた作品だ。
観るなら覚悟せよ!
パワードスーツが出る事がウリだったのに、こんな?実際観る事をオススメ!
その後、「2」と「3」が制作されたが、観てる途中で再生を止めてしまうほどの駄作で、怒りというより悲しくなってしまった。
あれはダメだろ。原作ファンを馬鹿にするにも程がある。てか、予算ないからあれなのか?
2012年にはフルCGアニメーション映画として、「スターシップ・トゥルーパーズ・インベイジョン」が作成された。監督も日本人で、CGもクロニクルの時とは比べ物にならないぐらいクオリティが高い、実写がいいとは思うが、「2」と「3」みたいな実写映画を作るぐらいなら、CGで十分だ。
あ、バツゲームで 「2」と「3」を休憩なしで観る というなら、効果のある使い方かもしれない。
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