手のひらにはさまざまな線があります。
それぞれの線の長さや濃さ、かたちは人によって違います。そしてその手に刻まれた線からその人の人生を占うのが「手相」です。
その中で、次の4つの線は占いの基本です。
感情線・生命線・頭脳線は多くの人にありますが、感情線は人によって他の線と見分けがつかなかったり無かったりします。
感情線
小指の下から人差し指(中指)の方向にのびる線
線の長短で気の長さをみます。
線の濃さは「心の余裕」を表します。濃い線の人は「気持ちが穏やか」、線が薄かったり乱れている人は「気持ちが乱れている」と言えます。
この線はこのような感情の流れをみるので、その人の「恋愛傾向」や「恋愛表現」を表します。
頭脳線
親指と人差し指の間から横にのびる線
先天的にもつ才能や資質(考え方)などがわかります。
線が短い人は「短気、せっかち型」、線の長い人は「気が長い、じっくり型」です。
線ののびる方向が平行の人は「論理的・合理的思考」です。下に向かうほど「感情的・直感的」と言えます。
まれに平行にのびた頭脳線が感情線と一本になっている「ますかけ線」という手相を持つ人がいます。
俗に「天下人」と呼ばれる手相です。
生命線
親指と人差し指の間から手首にむけて下にのびる線
その人の持つ生命力や健康状態、生まれながらの体の強さなどがわかります。
他の線と同様、はっきりした線で乱れや分岐の少ない人は健康で丈夫な人と言えます。
運命線
中指の下あたりから縦にのびる線
仕事運として見る場合が多く、その人の人生の浮き沈みなどがわかります。
線が長くはっきりしているほど良い運を持っていると言います。
手相は、単線でなく全体像で視る
手相はこの基本4線から始まり、さまざまな細かい線で作られています。
手相判断の指南書などを読むと当然ですが個々の線についてのみ書いています。
しかし、その人の人生は手相に刻まれたすべての線が複雑に影響しあって成り立っているのです。
幸せの手相と言われる「ラッキーM(ミラクルM)」や感情線と頭脳線がつながった「ますかけ線」などもそれぞれの手相が影響しあっている結果なのです。
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