言葉には魂が宿る。
いわゆる「言霊(ことだま)」というもの。
声に出した言葉は現実の事象に対して影響を与えます。
発する念の強さに応じて反映力の大小はありますが、自分だけでなく投げかけた人やその周りにいる人にも何かしらの影響を与えます。
最も言霊の影響を受けるのが「子供」です。
特に親から投げかけられる言葉によって子供の性格や性質は変化します。
肯定的な言葉を使う親の子供は「自分に対し肯定的な思考」
「よくできたね」「がんばったね」「すごい!」などの褒め言葉を使うこと。
「ほめて育てる」という本を最近書店でよく見るようになりました。
子供は何をするのも初めての事ばかりで「できなくて当たり前」です。
何か失敗してもその中で一ついい点を見つけ「まず褒める」その後、失敗した理由について一緒に考える。
同様に好奇心から大人から見ると悪さをしたように見えることも頭ごなしに叱るのではなく「なぜそういう事をしたのか」を子供に尋ね、子供の考えを理解し否定しない事が大切だと言います。
頭ではわかりますが、なかなか難しい事です。
子供を育てる以前に、自分の事の内面を育てなければいけませんね(^_^;)
否定的な言葉を使う親の子供は「自分に対し否定的な思考」
子供が使う「イラッ」とする口癖は、多分あなたの口癖です。
否定的な言葉を親から絶えず投げかけられる子供は自分の事を「否定」し「親の顔色を窺う」ようになります。
「バカ」「クズ」「こんな事もできないのか」と親から言われ続ければ自信もなくなるでしょう。
また危ないからと「あれもダメ、これもダメ」と言葉の抑圧によって行動を抑えられた子供は指示待ち人間になりやすいように感じます。
自我が芽生えたとき子供と親が良好な関係になるか険悪になるかは親が子にかけた肯定的な言葉と否定的な言葉の比率によって変わるのではないでしょうか。
子供は親の嫌なところを受け継ぐ
「口癖」というのがあります。
文字通り「クセ」なので本人は自覚してないことが多いです。
そして自覚してないこの口癖こそが「言霊」としての力があるのです。理由は「数多く口から発する」から。
そして自分の「負の言霊(口癖)」は子供の口から発せられることで気が付かされます。
わたしの負の言霊は「めんどくせ~」でした(^_^;)
息子が何に付けてもこの言葉を発するのに最初は「イラッ」としましたが、よく考えてみたら自分が多様している言葉です。
この言葉を意識して生活していると、何をするにも「めんどくせ~」と言いそうになる自分がいます。
そして、私の子供は私が気が付くまでこの否定の言霊を浴びせられていたのです。
この「めんどくせ~」という言霊は自分で自分のヤル気を削いでいるだけでなく、その言葉を耳にした他の人にも不快感を与え、自分の評価を下げています。
これに気が付いたときは、かなりショックでした。
自分の口からだした「言霊」が子供に悪影響を与えていると感じたからです。
でもその負の言霊を継承して使う子供に対して「そんな言葉使うな」と言えないわけです。
なので、まずは自分自身がこの負の口癖「めんどくせ~」を口に出さないように意識して生活しています。
皆さんも自分の「口癖」がどのようなものか意識してみてください。
近しい人に訊いてみるのもいいかもしれません。
もし「負の言霊」が口癖だったらそこから意識できるようになります。
わたしはつい口から出そうになる「めんどくせ~」を「め」と口にした時点で気が付けるようになりました。
そして、「め・・・めっちゃ簡単」と言い直すようにしました。
不思議な事にたったそれだけのことで少し行動範囲が広がったように感じています。
「めんどくせ~」「どうせ無理」「やるだけ無駄」
こういう自分で自分の行動を否定する言葉を減らしていくことが大事ですね。
少しづつですが良い言霊で考え方もポジティブになってます。
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