狩猟への道

中年ハンターへの道
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害獣被害をどうにかして欲しいという要望を受け、森の番人になる決意をしたBENです。

ちゃくちゃくと中年ハンターになる準備が整いつつありますが、ちょっと遡って現在の状況になるまでの経緯を備忘録として書いておこうと思う。

害獣ハンターとなる決意

義兄の実家は山奥にあり、毎年害獣被害がひどく、農業をやめる人が結構いるのが深刻な問題になっていた。

ここでいう害獣とは「イノシシ」「サル」「鹿」がメインで、「キジバト」「スズメ」などの鳥、時々熊なんかも出る。

特にサルは狡猾で集団行動する。その上「明日の朝ぐらいが採り頃かな」と考えている野菜類を見計らったかのようにその前の晩に襲撃する。下手すると10匹ぐらいでくるので、畑は見るも無残な状況になってしまうらしい。

イノシシは地面を掘る習性があり、畑を掘り起こし荒らす。

思うところあり今年の春に、畑を借りれないかを聞きに行ったときにその被害の話を聞いたわけである。

農作物を育てるために畑を貸してもらうのは同時に、「害獣被害が他人ごとでは無くなった」ことを意味する。同時に、最近はハンターの高齢化が進み、害獣駆除を頼める人が減ってこまっているという話を聞くにつけ、害獣ハンターとなろうと思ったのであった。

そう決意したのが今年の夏前だったが、狩猟に関して待ったくの素人の私は、とりあえず猟銃所持の許可をもらうのは警察だろうし、わからんことは聞けばいいだろうぐらいに考え警察に行ったのであった。

銃を持つという意味

警察に行き、受付で「猟銃所持の許可が欲しいんですけど」と聞いたら、「生活安全部に行ってください」と指示された。

指示された通り、生活安全部に行くと、受付から連絡があったのか、担当の私服警官の人がすでに待機しており、そのまま別部屋に誘導され、その私服警官と二人きりになった。

まずそこで「なぜ銃を持ちたいと思ったのか」の質問のほか、家族構成、現在の仕事、精神疾患などの病気がないかなどを聞かれた。淡々と聞かれるのだが、警官の眼光は鋭く、返答に関しての私の挙動を観察しているように感じた。いうなれば取り調べされているような感覚だ。悪い事してるわけではないのに、委縮してしまいそうになるヽ(;´Д`)ノ。

自分的には猟銃を所持するにはどのような手続きが必要で、狩猟するためにはどうしたらいいかを聞きたかったのだが、まずは日本で銃を持とうなんて考えるのは危険な思考なのだということ、銃猟ではなく、わな猟ではだめなのか?など事細かに聞かれることになる。

また銃所持許可狩猟許可全く別の資格であり、狩猟に関しての許可は警察ではない事などをその時初めて知ったのだった。

同時に、「銃を所持したい場合は、例外なく身辺調査を行います。仕事先、近所などに対して聞き込みなどを行います」と念を押された。その口調は被害妄想も少し入ってるかもしれないが「覚悟しろよ」的な威圧感を感じたのは事実だ。

逆にそれだけ、銃を持つということは社会的な信用がない人間には許可されない事なのだということだと感じた。

一通り脅された説明された上で「今の事を聞いた上で、一度、家族と相談してきてください」とその日は返されてしまった。

猟銃等(初心者)講習

ここで銃所持のリスクを感じて辞める人もいるんだろうなぁと思う。一応、帰ってから事の顛末を妻と両親に話し承諾してもらった上で、翌日もう一度警察へ。

銃所持をする場合は「猟銃等(初心者)講習会」を受講し、法令などに関するテストに合格する必要がある。

担当の警察官に電話をして、家族と相談したこと、猟銃の許可はやはり欲しいことを告げると、猟銃等講習会の申請には顔写真が必要なので持ってくるように言われた。写真を撮り警察に行くと、勉強用の「猟銃等取扱読本」というテキストと申請用の書類をすでに用意してくれていた。

まず、銃を所持するためには「猟銃等(初心者)講習」を受講し、筆記試験に合格しで「講習修了証明書」をもらう必要があるのだ

この講習費用は6,800円、これは警察の受付で、印紙を購入し、受講書類に貼り付けて提出する。

やっとで最初の一歩を進むことができた。

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一度きりの人生、可能な限り自分の好きな事や夢を実現して楽しい毎日を過ごしたいと考えている「ミレニアム・ファルコン」をこよなく愛す中年です。