「こちら葛飾区亀有公園前派出所」略して「こち亀」
週刊少年ジャンプで連載しているサザエさんに次ぐ国民的漫画。
「こち亀」と聞いて日本で知らない人はほとんどいないだろうけど、正式なタイトルを知らない人も同じぐらいいるんじゃなかろかと思うほど長いタイトルだ。
このほど連載40周年になるそうだ。わたしが8歳の時に連載開始(^_^;)。
週刊誌に40年間連載するのもすごいが、今まで一度も連載を休んだことがないって、どんだけ凄いんだと思う。
こち亀に限らず、週刊漫画を連載している人ってそれだけで尊敬すべき人達だとわたしは思っている。
だって週刊漫画の連載というと、表紙を入れて15ページぐらいを毎週描いていることになる。
ネームを考えるのに1~2日、編集との打ち合わせ用に1日、下書きに1日、ペン入れに3日ぐらいか?
このスケジュールだと1日5ページ描かなければいけないことになる。貫徹したとしても1ページ5時間で仕上げなければいけないわけだ。アシスタントさん何人雇ってるかわからないけど、絵のクオリティを維持しながら1ページを5時間で仕上げるって並大抵ではないだろう。
それだけでなくストーリーから構図から、すべてを最初に産み出す必要があるわけで、漫画家さんは命削ってるというのは本当だと思う。ほんとすごい。
で、それを納品したらもう次の週のネーム・・・その繰り返しを延々と(T□T)、絶対わたしには出来ない。
雑誌立ち読みして「面白くないね」などと論評している輩もいるが、どれぐらいの労力がかかっているかを知ればそんなに簡単にダメ出しできないだろ。
まぁ、どんなに努力しても読者の反応が悪ければ連載終了するシビアな世界ではあるけど(特に週刊少年ジャンプは)その中で40年間連載を続けてるというのは神なのかもしれない。
毎週毎週、同じルーティーンを繰り返して40年。
簡単に語ることができない深い努力もそこにはあるでしょうね。
そして、努力した結果は裏切らないというのはこういうことを言うのかもしれない。
同じく、先日イチローが凄い記録を出したらしいですね。
わたしは野球に興味が無いので何がどれぐらい凄いのかはよくわからないけど、イチローで言われるのは「同じ内容のトレーニングを当たり前に続けている」という事。自分で決めたトレーニングをストイックにずっと続けるってどういう精神ならできるんだろう。
飽きるとかそんなレベルの話してるわたしには到達できない世界なんだろうな。
週刊漫画を連載している漫画家さんとイチローに共通している点は「終わることのない試練を当然のように受け入れ続けていること」だろう。
まぁ試練とか感じてないからできるのかもしれないけど(^_^;)。
それぐらい没頭できるものがあるのは心底羨ましいな。
あ、でも漫画家とイチローで決定的に違う事がある。
それは「漫画家は常に生み出す努力が必要で、イチローは同じことを繰り返す努力をしている」ことだ。
うーん、どちらも辛いけど、どちらか選べと言われたら飽き性のわたしはやっぱり漫画家かなぁ。
多分3週目ぐらいで死ぬと思うけど(^_^;)
とりあえず凡人のわたしは「朝30分を続けなさい」程度の継続からだな。
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