40代に増加する「夢追い退職」に警告

夢追い転職に警告
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40代で転職を希望する中年男性が増えているらしい。

45歳以上の男性転職者数は、2010年に約47万人、2013年は約52万人、そして2015年には私もそこに入ってしまった(-_-;)

会社を辞める理由はいろいろあるだろう。

退職理由には大きくわけて3つあると私は思っている。。

一つ目は「自己都合」、勤務している会社の状況や給与などの待遇、今後の見通しなどで不安になる人、社内での人間関係や仕事内容による精神的負担から逃げたいと思う人、逆にやりたい事があって、実行するなら今が最後のチャンスと考えて辞める人など、理由はさまざまあるだろうが、どちらにしても自分から辞める人

二つ目は「会社都合」、1番は倒産、2番目はリストラ、3番目は会社縮小などでの部署廃止、勤務地移転などの外的要因で辞めざるをえない人

三つめは「自己都合」と「会社都合」の複合要因、辞めたいと思っていたのに安定生活を捨てる勇気がなかった人や、会社内の立場的に辞めたいけど辞められなかった人が会社都合での状況変化で辞めるきっかけができた人などである。

人生はたった一度きりしかない

「人生はたった一度きりだから、やりたい事にチャレンジすべき」と考えて会社を辞める人もいるだろう。
確かにそれはそうだが、それを理由で辞めるなら、まず整えるべき状況がある。

40代というのは、結婚して家庭を持った人なら、ちょうど家や車のローンに合わせて、子供の養育費もかかるようになる時期の人が多いだろう。

そうなると、どんなに文句があろうとも、毎日通っていれば給料がもらえる会社勤めはとても魅力的だ。

「会社が嫌だったから、とりあえず辞めた」なんてのは、20~30代で未婚者でなければやるべきではないだろう。

何十年も当り前のように振り込まれていた給料がもらえなくなるというのは、想像するより精神的負担が大きいものだ。

特に貯金がない場合、即効で内臓をえぐるごとくダメージがくる。

自己都合で辞めるなら、給与から天引きされていた厚生年金など、毎月働いてなくても払う必要のある経費がどれぐらいなのかをしっかり把握しなければいけない。

社会保険を任意継続にするのか国民保険にするのか、その場合、毎月いくらになるのか、住民税はどれだけなのか、支払方法はなどは辞める前に決めるべき項目だ。

健康保険というのは、日本の場合「あって当然」のものであり、扶養家族がいる場合は、自分だけでなく、扶養している妻や子にも影響することなので、しっかり計画する必要がある。

あと、電気ガス水道料金に加え携帯などの通信料、食費など、貯蓄を削ってくれる項目は数知れない。

まずは、無給でも、今と同じ生活を最低でも半年は続けられる貯蓄は必要だろう。
脱サラで商売を始める人はもっと必要だ。

安易に「銀行から借りればいい」とは考えないようにしたほうがいい。

借りたものは返さなくてはならないし、脱サラする事が前提の場合、返済保証がないので利息も高くなる。家のローンなどの借金がある場合なおさらだ。

生活費の補てんのため借金するなんて最悪だが、商売を始めるための借金なら少なくても100万単位となると思う。

月々いくら返済で何年計画にするか、それが毎月の固定費として上乗せされる事も前提での借金なのだ。

お金の管理ができてない人は、まず最初に家計簿をつけるようにすべきだろう。

 

まずは、今現在の生活内容を棚卸してリスト化する事をお勧めします。

 

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一度きりの人生、可能な限り自分の好きな事や夢を実現して楽しい毎日を過ごしたいと考えている「ミレニアム・ファルコン」をこよなく愛す中年です。