10クローバーフィールド・レーンは密室サイコホラーか

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「10 クローバーフィールド・レーン」を観た。

製作はJ.J.エイブラムス。言わずと知れた「スターウォーズ フォースの覚醒」の監督。

自由の女神の首が飛んでくるという衝撃映像で度肝を抜かれた「クローバーフィールド/HAKAISHA」と同じタイトルを持つこの映画、期待しないほうがおかしい。

「10 クローバーフィールド・レーン」の登場人物は3人。物語の大半は地下に作られた核シェルター内ですすむ

映画の予告で敵(地球外生命体?)がいるのはネタバレしているが、その前情報が無ければ物語前半は「密室サイコホラー」と言える怖さがある。

想像してみて欲しい、もし自分が、突然事故に遭い目が覚めたら窓のない部屋に手錠で繋がれていたら、かなりの恐怖だ。

その上情報も遮断されていて、自分が知りうる情報がその空間にいる見ず知らずの人間の言葉だけだとしたら、わたしなら疑心暗鬼になる。

主人公ミシェルは最初核シェルターの住人ハワードの言葉を信用できず核シェルターから脱出しようと試みるが、ある出来事をきっかけに核シェルターの共同生活を受け入れる。

3人での共同生活

今回のクローバーフィールドは人間心理の移り変わりと閉鎖空間での妙な連帯感を通した密室サイコホラーだともいえる。

前作「クローバーフィールド/HAKAISHA」は主人公を含む民間人が巨大な怪獣から逃げるために街中を走り回るパニック映画とはまったくカテゴリーが違う。

物語後半は予告編でも出てくる巨大な宇宙戦艦らしきものとエイリアンと遭遇する。

映画後半は、前作のクローバーフィールドより、雰囲気としてはトム・クルーズの「宇宙戦争」に似ていると感じた。

また、わたしがこの映画で注目したのは主人公ミシェルだ。

頭の回転も良く、すばらしい生命力をもった自立する女性でとても魅力的に描かれている。

強い女性

「スターウォーズ フォースの覚醒」のレイもそうだが、J.J.エイブラムスは強い女性を描くのが好きなのかもしれない。

オデット・アナブル

クローバーフィールド/HAKAISHA

2015年9月15日

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一度きりの人生、可能な限り自分の好きな事や夢を実現して楽しい毎日を過ごしたいと考えている「ミレニアム・ファルコン」をこよなく愛す中年です。